利益から積み立てられる内部留保金や余剰な資金を使って、既に発行している自社の株式を買い戻す行為。
自社で保有する株式(自社株)に対しては配当を支払わないので、他の既存株主への利益の分配割合が向上する。
また、それは既存株主のその企業の持分が上昇することを意味する。
例)
100株発行している株式会社の株式を10株(10%)保有しているとする。
その企業が50株を自社株買いをしたら、その株主は20%の持分を保有し、次期以降の配当金の20%を受け取ることになる。
企業が、ビジネスの拡大や改善に向けた次なる投資をするよりも株主へ還元したほうが良いと判断する際に行われる。
もともと株主還元が積極的ではない日本ではあまり行われてきていなかったが、株主還元の意識が高まり、徐々に定着しつつある。